シンプルながらも豪華な印象を受けます。
どのようにして、このデザインに行き着いたのでしょうか?
百貨店のイメージや金沢のイメージよりも、まずは送る方と受け取る方がどのように感じるか、ギフトという用途に合わせたユーザビリティを最優先したんです。
いつもの贈り物が上品で贅沢に感じるように。ギフトは、送る方も受け取る方も親しい間柄だけのものではありません。目上の方や、企業様同士、お世話になっている病院の先生など様々です。
どんな場面にも使っていただけるように、というのが最終的なコンセプトになりました。その上で、金沢らしさや斬新さ、高級感を表現しました。
色んな方々にご意見をいただき、皆さんが納得する素敵な包装を作ることができたと思います。
和紙と水引を使うということは最初から決まっていたのでしょうか?
自分がラッピング専門店を始めたきっかけでもあるのですが、インターネット通販では、ラッピングされずダンボールの梱包だけで商品が届くことを残念に感じていました。
金沢にはラッピング専門店がなかったこともあり、2014年に開業して和紙や水引を使ったラッピングを提案したところ、SNSでたくさんの反響をいただいたんです。おそらくこのスタイルが金沢のイメージにマッチしていたのでしょう。
ですから、今回のデザインも和紙と水引を使ってきっとうまくいく、という確信がありました。